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「白状・・・っていったって。普通に恋人よ。ふふ」
「ふふって、なーによ。にやけてぇ」
「ん?酔っちゃったかしら・・・」
先程の勢いがすーっと抜けて、私はバカラのカットに指を這わせる。
滑らかに立ち上がるシャンパンの泡を目で追う。
「myちゃんが、このくらいで酔うわけないでしょ。おセンチになって」
shunとのことは、ゆっくりと舌の上でキャンディを転がし溶かすように話したい。
手放しで舞い上がり話すようなことはしたくない。
「もったいぶっているわね」
「ん~。そう?」
上目をあげると、向かいのカウンターの碧眼の男性と目が合う。
眉を上げて軽く挨拶。
「myちゃんそういうアイビームは、恋人以外に出しちゃだめでしょ。
まったくぅ・・・・」
「恋の話をすると、みんなに幸せをって思っちゃわない?」
「はいはい。わかったわ。それだけでお腹いっぱい。ごちそうさま」
「あら、聞かないの?」
「ごちそうさま」
「話すからぁ」
「お腹いっぱいです」
「聞いてよ」
「はい。聞いてあげましょう。どんなひと。いくつのひと。なにしてるひと」
○子がわざと淡々と言う。
「意地悪ねぇ」
「ウソウソ。myちゃんの恋の話、聞きたくないわけないじゃない。
「いくつのひと?」
「年から入る?」
「なんだかmyちゃん、若くなった感じだもん。年下?」
「まさか。同い年よ」
「えっ?もしかしたら私知ってる?」
「知らないと思うわ。○子ちゃんグループ系とは違うわ。
紹介されて知ってたんだけどね、突然メールがきたのよ。
ただの季節の挨拶メールなのだけどね、私かなり滅入っていた頃でね、
去年の三月よ。
ちょっと弱音吐いちゃったの。そうしたら、温かい言葉が返ってきてね、
カクンときちゃった。それから攻撃されちゃってね・・・・」
「やられたのね」
「ええ。話のツボとか、落としどころがぴたりと合っていてね。
昔からの友達みたいに話せたの。
そんなひとだと思わなかったから、ちょっとびっくりしたわ」
「何でも話せるひとがmyちゃん好きよね」
「そうね。普段サングラスしてると恐持てなんだけど、
外すと、目が可愛いのよ。
若く見えるからずっと年下だと思っていたけれど、同い年だったのもびっくり」
「よく会うの?」
「いいえ。そういうお付き合いを始めてからは・・・
四回しか逢っていないわ」
「四回?たったの四回しか逢ってないの?恋人なのに?」
「回数は問題ではないでしょ。○子ちゃんとだって二年ぶりに会ったけど、
ちゃんと親友でいるでしょ?思い合っていたら関係はないのじゃないの?」
「それは、そうだけど・・・・どうして逢えないの?」
「時間の問題もあるけれど、彼、●●●なの」
「それって、大病じゃない。先天性よね」
○子はドクターでもあるから、その病名でshunの病の大きさをわかってくれた。
「週に何回(の治療)?」
「今は週に三回よ」
治療の大変さも、キツさも知っている。
「大丈夫なの?ずっとなの?」
「去年発症してね。まだ慣れてはいないけれど、普段はいたって普通よ。
食事制限や体調管理は大変らしいけれど、サーフィンもやってるし、
お仕事だってきちんと出来ているみたいだし・・・・
でも、平日の日中しか時間がとれないの」
「夜のお仕事?」
「昼のお仕事よ。でも、夜はダメなのよ」
「そうなの・・・・寂しいわね」
「そうね。寂しくないと言えば嘘になるけれど・・・・・」
「それでも、好きであればね。素敵なひとなのね」
「もう、いい加減なヤツなのよ。甘えん坊だし、ツメがいまいちだし、
プツンとなりそうな事も何度もあったわ。グーパンチしたくなることだって」
「あらあら。でも、好きなのよね。どこがいいの?」
「どこがいいのかしらね(笑)」
あらたまって聞かれたのは、初めて。
当然と言えば当然。shunのことをリアルに他人に話すのは初めてですものね。
でも・・・・
「どこが・・・・って?あら、ホントどこかしら?
何が好きなのかしらね?心もカラダの相性もピッタリというのもあるけれど、
・・・何かしら?言葉に出来ないわ」
「そういうものよね」
「そういうものなのよ。彼は私をとても必要としていて、
私も、彼の存在が活力になっているの。
不安にさせられることも時々あるけれど、
それでも信じられるのよね。いい加減なヤツなのに」
「ダメ男ほど惚れちゃう・・・というのでは無いみたいね」
「そう。いつもは、私の方がお姉さんみたいなの。
でも、時々くすぐられるのよ。そうするとくにゃんとなっちゃうの」
「なっちゃうのって・・・myちゃん可愛すぎ」
「そう?女を可愛くしてくれる男っていいでしょ。
あっそこだわ。彼は私を可愛くしてくれるのよ。
そこが、嬉しくて、愛おしくて、惚れているところなのよ。
・・・・・
まぁ、○子ちゃんったら、カウンセリングもできるのじゃない?」
「医師の基本ですからね」
「○子ちゃんに話して良かったわ。ありがとう聞いてくれて」
「いえいえ、どういたしまして。深いお話は又の機会に」
「深いって・・・・まったくぅ」
誰かに話して、自分の心を見つめ直すのも大切ですよね。
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