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gohが予約してくれていたホテルは、前回と同じ。
都心一等地の大通りから中に入ると雑音が全く遮断される。
重厚さがあるのに、どこか優しくて落ち着ける。
居心地が良くて、これからはここを贔屓にしたいねと同感していた。
タワーを持つホテルとは違い、部屋数も少ないので、
他のゲストと顔を合わせることがないのも良い。
日中、荷物のない男女が二人。
ワケありの事情(情事)の空気を黙っていても揺曳させてしまうが、
それもすっぽりと包み込む鷹揚さがあるのは、
大人の隠れ家として様々な物語を見守ってきている歴史があるからかもしれない。
いつものように、gohがチェックインする間、少し離れて待つ。
腰掛けるgohの背中が見える位置。
落ち着いた胸騒ぎに愉悦する。
数時間だけのためにここを利用するのは贅沢だと思う。
この贅沢のために日常を頑張っている。
gohが言う。私もそう思う。
大人の楽しい時間の始まり。
「お邪魔します」と部屋に入るのは、照れ隠し。
入り口のドアを開けて室内に入る瞬間は少女の気分になる。
バッグをソファに置いて、バスルーム、ベッドルームのチェック。
石を多用しているけれど、経年加工で温かさがあって寛げる。
「ちょっと待っててね。仕事するから」
デスクでPCを広げ難しい顔をしているgohを置いて、
私はgohに預けていたお道具を洗面台に広げ抗菌スプレーで整える。
「何してるの」
「きゃっ」
gohが突然後ろから抱きついてくる。
「びっくり。ん?これ?抗菌スプレーよ」
「エッチなんだからぁ」
「うふふ。お道具はもう不可欠でしょう?」
首筋からキスをするgohの手が下に伸びる。
「だめよ。準備してから・・・」
「わかったぁ」
つまらないという顔をして、gohが戻って行った。
まだまだ時間は、たっぷりとある。
歯磨きをして、少し化粧直しをして鏡を見る。
私、なんて良い顔をしているのかしら。
嬉しそうな顔しちゃって・・・・
寝不足肌も心なしか潤っちゃって・・・・
愛い奴やのう・・・・なんて鏡の中の私に言う。
わずらわしい日常、逃げられない世事を脱ぎ去り、
軽やかに全てがリフトアップされている、ただの私。
gohだけの私。それでいい。それだけでいい。この時間は。
gohが着替えをしている。このホテル独特のトレーナータイプのパジャマに。
「それ着るの?」
「変?だって楽じゃん」
ホテル名が刻んでいるだけの白のコットンジャージ。
コレだけが、このホテルのアララ・・・
「ダサ」
「いいじゃんかよぉ」
「ダサすぎ」
「何だとぉ、こうしてやる」
「きゃぁ、やめてぇ」
洋服も下着も一気に剥がされて裸にされ、
即、まるで子供の様にパジャマを着せられてしまった。
「ひどいコレ。ありえないわ」
「すぐ脱がせられるからいいのだ」
変な超ダサい、ペアルックになってしまっている。
敢えて着せるなんて、ペアルックにしたかったの?
まぁ・・・・ヨシとしましょう。ある意味コスチュームプレイだわ。
折角ですので、利用させていただきましょう。
続きます。
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エステ感覚でとりいれて、セルフで気持ち柔らかに。
あの人の指に巻きつけてもらう柔らかふんわりアンダーヘア。
衝動を起こさせたい、じれったいあの人への刺激。
色気をまとって、誘惑するの。
いいんですよ。セックスは楽しんで
あの頃のような官能的なクライマックスを導くひと塗り
マンネリ打開「お風呂ラブ」
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