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実はもう既に、こういう意識を持ち合う仲になってから、初めてのデートをしていたの。。。
報告が遅くなってごめんなさい。
私がデートの報告をここで皆さんに話すというのは、
この恋、行きますわよという宣言みたいなものなので、
少し躊躇していたの。
六本木通りから某大使館につながる坂の両脇の桜が道を覆いつくすあの通り。
自粛がほどけ始め、そろそろという頃。
「観桜」という今しかないという理由付けがなければ時宜を失ってしまう。
本当は、お互いに臨界状態の今、ここで逢ってしまうと、
私の中のゆっくりじっくりのスロースタートが護れなくなってしまうのでは・・・
一気に行ってしまうのが、勿体無いようでもあり、少し怖いようでもあり、
迷いが渦巻いていたの。
でも、もうその通り沿いの、今が満開の夜桜を見に行きましょうということになり、
「ええい!ままよ」とおデート敢行。
その通り入り口にあるホテルのお寿司屋さんで、東北のお酒を飲みましょうねと約束。
カウンターでは、お行儀良く会話。
gohも今までどおりという雰囲気。
遠すぎず、近すぎず、仲の良い友人という原点に返って、
軽い話とキンと冷えたお酒と海の幸を味わう。
お寿司屋さんのカウンターは、友人同士に似合うと思う。
恋人同士の甘い会話は野暮で、酢飯を人肌以上にしてましうような気がする。
軽快に、話の合間合間に板前さんにお奨めを聞き、
「あっそれお願いします」と注文し、
1カン頬張り、「ウンウン」(^~^)何て話を聞く。
私が1カン味わっている間に、gohが2カンのペース。
話が弾むと、ペースも速くなる。
普通、話が増えると、食事は減るけれど、
お寿司は、会話のリズムで頂くので、
弾めば弾むほど、どんどん胃に入っていく。
「ふぅ」
「お腹いっぱいになった?」
「ごちそう様です」
「出ようか?」
それは賛成。これ以上いるとカロリーオーバー。
「上のバー行こうか?」
それは少しためらう。
実は私、このホテル自体苦手で(どこか落ち着きがない)、
上のバーのザワザワ感もうーむ。
でも、まぁ・・・いっか。gohと一緒なら。
はたして、バーは若いグループがたくさん。
会社・役所の接待の後という感じのサラリーマングループ。
女子グループが多いのは、場所もザワザワ感も女子会にぴったりだからか。
さすがに外国人の数は少ない。
カップルが少ないのはいつものことだけれど、今日は本当に少ない。
周りにそれとなく目を走らせてから、腰を下ろす。
四人用ラウンジ席で、gohは私の隣の椅子を引かれたが、
敢えて私の向かい側の席を選んだ。
「隣ではないの?」
「さっきは、隣だったからね。向かいには向かいの良さがある」
「うふふ。ではお顔を見ながらね・・・そうだわコレお土産よ」
私は小さな袋をgohに渡した。
「金平糖」
最初のデートの時は、持って行こうと思い、
手作りのお店の金平糖を購入していたの。
gohも感激してくれて、ナッツの入っている小皿に少しあけ、
一緒につまむ。
バーの雰囲気に馴染んでくると、gohは一変してあのメールのリアル版になる。
イタリア男ちっくというか、ラテン系の口説き。
こちらにその気がなければ、
それも楽しみ、からかい、受け流すのもまた面白いけれど・・・
こちらもその気を携えているものだから、真正面から受けてしまい、タジタジ。
口まめなのだけれど、決して三寸不爛の舌という訳ではなく、
(惚れた贔屓目?)
心地よい言葉で手を握る。指にキスする。髪に触れる。
口説きの中に彼からは様々な疑問形が出される。
「大丈夫よ」と答えても、
また「大丈夫?」と返ってくる。
「僕でいいの?」
何故そんな事を聞くのかしら・・・
自分に自信が無いというような男ではないはず。
見目形も、私には好ましく、
万年青年のような無邪気な笑い顔や、
20年あまり変わっていないであろう体型は躍動感がある。
精神的にも成熟していて、物足りなさは特に見当たらない。
女性なら一目好ましいと思うはずなのに。
「本当に僕でいいの?」また聞く。
「他の誰かではなく、私はあなたがいいの」
「本当?」
私は手のひらに金平糖を二粒載せ、転がす。
二粒は一緒になって転がる。
「ほらね、私達は金平糖仲良しさんでしょ?
ゴツゴツとしたでっぱりがあるけれど、こんな風にしっかりとかみ合って、
ホラ・・・・離れないでしょ?
色々あるけれど、お互いにそれなりのクセはあるけれど大丈夫よ」
一粒とってgohの口に含む。
「ね?」
「うん。そうだね」
それは、私自身に向けての言葉でもあるの。
本当は心に不安は抱えている。
壊したくないと思えば思うほど、心配も出てくるものだから。
彼も同じなのかしら。
いくつかの恋をして、一つひとつは真剣だったけれど、
経験すればするほど積み重なる、やりきれない想い。
恋はもう打ち捨てようと思っていたところに、
彼には私、
私には彼が急浮上。
セレンディピティねと言って心を通わせ、次第に胸を熱くするまでになった。
「離したくないよ」
「大丈夫よ。逃げないわよ」
「本当?」
「本当よ」
「じゃぁ、これから・・・」「桜を見に行きましょう」
続けられる言葉を遮った。
「今日の最大の目的は、夜桜を見ること。そこは達成しなければね」
「うん・・・そうだね。行こうか」
「ええ。行きましょ、行きましょ」
危うさを断ち切るように席を立った。
例年ライトアップされるこの通り。
当然今年はそれは無い。
通りには、殆ど人はなく、ほぼ私とgohの独占桜通り。
桜色の静寂の中で、自然と顔が寄り、唇が重なる。
初めてなのに、何度もそうしてきたかのようなキス。
少し歩いては唇を重ねる。又歩いては頬を寄せる。
それを繰り返しながら坂をのぼり、ぐるりを歩いて、大きな通りに出た。
「今日は何時まで大丈夫?」
「何時までというのは無いけれど・・・・今日のところは目的を達成したのでね」
「そうだね・・・・じゃぁタクシー捉まえよう」
私とgohは、偶然にもご近所さん。
それで、仲良しも深まったのだけれど。
タクシーの中でも、キスは止まらず、更に深く。
「唇が腫れちゃうわ」
「構わないさ。それより・・・」
「ダメよ。今日の目的は観桜ですもの」
「連れ込んじゃいたい」
「それは、今日は無しにしましょ」
その先。
お互いに高まりは一致しているけれど、もう少し引き伸ばしたい。
ただそれだけ。
大切にしたいというのは、耳障りの良い言葉だけれど、
もう少しエゴが入っているのかもしれない。
"自分可愛さ"
間近の悦楽よりも、そのずっと先の何かを憂いている。
何となく、時折かすめる憂いに胸が締められる。
本当に憂う時までの時間を一日でも先延ばしにしたい。
そんな自分可愛さ。
もちろん、これから1日重ねるごとに、その締め付けが緩くなり、
憂いも稀有となっていく可能性だってある。
そちらのポジティブな方に考えをシフトさせていきたいとは思っております。
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