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古典文学に見る男と女シリーズ 第54回
秋の田の穂向きのよれる片寄りに
君によりなな言痛(こちた)かりとも
万葉集 巻二-114 但馬皇女
秋の田の稲穂が、片方に寄っているように、
私は、貴方にずっと寄り添います。どんなに世間に言われようとも。
言しげき里に住まずは今朝鳴きし
雁にたぐひて行かましものを
万葉集 巻八-1515 但馬皇女
こんなにも噂がかまびすしいうるさい里に住むくらいなら、
今朝鳴いていた雁と一緒にどこかに行ってしまえばよかったわ。
人言をしげみ言痛み生ける世に
いまだ渡らぬ朝川渡る
万葉集 巻二-116 但馬皇女
噂と謗りで私の心はもうボロボロです。
もう、開き直って朝川を越えて、貴方の元に行ってしまおうかと思います。
但馬皇女(たじまのひめみこ)の3首を選びました。
但馬皇女は、年の離れた高市皇子の妻でしたが、
若い穂積皇子と恋に落ちます。
三首とも、世間の噂に嫌気が差して、
「もう、イヤっ」とキレる寸前か、
「もう、勘弁して」と疲れきっているようです。
宮中の大スキャンダルですものね。
有名人は、大変です。
いつの世も。
凡人で良かったわ(笑)
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とはいえ、気は抜かない。
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