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古典文学に見る男と女シリーズ 第37回
あひにあひて 物思ふころの 我が袖に
宿る月さへ 濡るるかほなる
古今和歌集 恋歌巻十五 伊勢
出だしの「あひにあひて」これをどう捉えるかでこの歌は変わります。
「合いに合いて」を当てはめると、
合いの強調となり、「ぴたりと合う」と読めます。
ぴたりと合っているの。物思い涙する私と、
涙で濡れる袖に写る月の涙顔。
「逢いに逢いて」を当てはめると
歌に奥行きがでるように感じます。
逢えば何とかなると逢ってみたの。何度も逢ったの。
でも、そのたびに私は物思いに心が落ち込むわ。
涙で濡れた袖に写る月さえも濡れて悲しんでいるの。
恋愛は揺れ動く。
本当にこれでいいのかしら。
半ば勢いの様に中途半端に始まってしまった恋。
恋?恋かしら。
あの人の想いと寂しさに絆されているだけではないの?
本当はどうなの?
心を乱すのは、自分自身の中にある空虚感。
恋愛よ。好きなのでしょう?
逢えば落ち着くわ。きっと。
逢えばそんな迷いなど、大したことないと分かるのよ。
愛撫に身を任せ、情熱をカラダの内に受け入れる。
ほらね、素敵な時間だったわ。
官能と悦楽を反芻してじっとりとした肌の湿りを思い出す。
そうよ。熱い交感。
恋愛感情なしには、得られないでしょう?
だから恋愛なのよ。そうだわ。恋愛よ。
なのに、反芻し終わると又不安に引き戻される。
その不安をとりのぞくのは、あの人からの思い。
あの人からの言葉。
なのに・・・・
初めからベクトルの微妙なズレは分かっていたわ。
言い聞かせていたわ。
最初はそういう事もあるわ。
でも、お互いの努力と擦り合わせで、ズレなんか修復できるの。
きっと、きっと。
思い合えばそうなるはず。
逢えば逢った分深まるはず。
だったのに。
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自分はごまかせないのよね。結局。
見つめ直し。
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