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古典文学に見る男と女シリーズ 第30回
おもふとも 恋ふともあはむ ものなれや
結ふてもたゆく 解くる下紐
古今和歌集 巻十一 恋歌一 読人知らず
恋しいと想う気持ちはあっても逢えるはずなどない。
なのに結ぶのに手がだるくなるほど何度も下紐がとけてしまう。
下紐とは、簡単に言うと下着の紐のこと。
王朝期、下紐がほどけてしまうというのは、恋しい人に逢える前兆とされていますが、
もちろんそんな事はあるはずもなく、単なる思い慰めですがね。
古今集には下紐についての歌がいくつかあります。
(以前にもとりあげましたね)
いずれも艶っぽい。
伊勢物語にも、他人には下紐は解かせないでくれ
(浮気はしないでくれ)
という歌があります。
二人の縁を繋ぐのも紐。
操を守るのも紐。
カラダを縛るのも紐。
紐は恋愛になくてはならないモノなのね。
では、my訳です。
下紐が解けると逢えるなんて嘘。
愛しい、恋しいとどんなに思っても逢えやしない。
でも、下紐が解けるたびに「もしや」と思ってしまう。
解けたままのソコを結わえる前に触れてしまう。
恋しい人を想い触れてしまう。
恋しい人の指を重ねて触れてしまう。
激しく、緩く触れ動く指先。
熱い血が全身に流れ渡ると息をつく。
だるく力のなくなった指で下紐を結わえる。
力なく。
そして、下紐はまた解け・・・・
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