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「会いたいの」
このたった一行のメールは、以前「女の転換期」でお話したN美から。
だいたい音沙汰も無く突然一行送ってくる彼女からのメッセージ。
「ちょっと今、忙しくて難しいのよ。ごめんね」・・・送信
返信・・・「でも、逢いたいの」
「仕事が終わるの11時過ぎなのよ。本当わるい!来週なら時間作れるから。ね」・・・送信
返信・・・「今、会いたいの。迎えに行くから。仕事が終わる頃」
「┐('~`;)┌わかったわ。終わりそうな頃合、逆算してメールするから」・・・送信
返信・・・「ありがとう。私も仕事して待ってる」
年に何度か彼女の"会いたい病症候群"に襲われます。
"困ったチャン"と思いつつも、放っとけない。
約束の時間に彼女の車は、オフィスの前に。
「寒~い」
「myちゃん、ごめんねー。本当にごめん。ハイこれ。お詫びの貢物」
彼女は助手席に座る私に、少し湿った紙袋を渡す。
「いやん。お腹すいてたのよ。嬉しいわ」
中身は"たい焼き"。
「あと、エスプレッソ。ホルダーに置いているから」
「解っているじゃない」
「当然じゃない。myちゃんの為なら、こんな苦労くらい」
「買ってきただけでしょ。・・・というか、これ"プリウス"じゃないじゃない」
「わかる?」
トンガリ、バリバリキャリア系の彼女に、
私はもう少しゆったり癒し系に変身してみたら・・・と。
そうアドバイスをした時、
何を思ったか彼女はまずは車からとイタリア車から国産エコの"プリウス"に替えた。
「あのね。いくら(車音痴の)私でも、これが"プリウス"じゃ無い事くらいわかるわ」
「あら。やっぱり」
「どうしたの」
「あれはね、実家に置いてるわ」
「この車はどうしたの。これアレでしょ。半年待つヤツ」
「そうなのよ。詳しいじゃない。めずらしく」
「お友達が最短ルートで買ったって。自慢がてら乗せられたもの」
「そうそう。私もちょっとしたルートで」
「あなたも自慢がてらかい」
「違うわよぅ。会いたかっただけ」
彼女は、私がたい焼きの尻尾を食べ終えるまで、近況を話し続けた。
一時は、癒し系になると車からヘアスタイル、洋服のデザイナ、メイク、心構えと、
いろいろ変えたらしいけれど、結局は元に戻ったと。
「私じゃないのよ。やっぱり。癒し系って」
「何も変わらなかったの?」
「気分転換にはなったわ。もちろん。でもね・・・」
「返って疲れた?」
「そうなの。疲れたの。逆に。鬱陶しくなっちゃって」
「いつ変わったの?」
「年明け。母と初詣にいったのよ。そうしたら、"今年こそはお嫁さんに"とか母が言っているわけ。かしわ手打って、声に出して」
「N美お母ちゃまらしい」
「だからね。"私は私らしく生きますから、ご心配いりません"って神様に宣言してきたの」
「神様も"なら自由にせよ"ってかしら」
「そうなのよ。自由に私らしくリセットしたの」
「ふ~ん。そうしたらめぐり逢ったのね」
「・・・・・うん」
N美が可愛らしく恥らう。
「聞かせてくれる?」
「あのね・・・」
少し遠回りをして、私の自宅まで彼女は新しい恋の話をしてくれた。
転換をしてみて、もがきを経て、結局自分らしいのが一番だということがわかった。
その本当の自分を全て受け入れてくれるヒトだという。
年齢を重ねたら、"ありのままの自分らしい自分を包んでくれる"、
ある意味楽なパートナーが、心地いいと。
車内は癒される空気で満たされて、
少し疲れていた私は幸せのおすそ分けをしてもらい気分が軽くなりました。
★「おとなの恋草子」姉妹blog「大人の女性のために Way to Beauty」もどうぞ。
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