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古典文学に見る男と女シリーズ 第63回
言問はぬ 木すらあじさい 諸弟らが 練りのむらとに 欺かれけり
大伴家持 万葉集巻四 773
紫陽花が美しい季節です。
紫陽花は日本が原種の花で昔から親しまれていました。
ただ、和歌に詠まれることはあまりなくて、万葉集には2首。
古今和歌集など平安時代には全く詠まれていないのです。
その理由は諸説あるのですが、私の考えでは、今でこそ紫陽花はその花の色の変化から、花言葉にもあまり良い意味がありませんが、昔は違っていたのでは・・・
と思うのです。
上の歌は、大伴家持が坂上大嬢に贈った歌なのですが、
一般的な解釈では、
物を言わない木だって紫陽花のように心変わりをするんだ。使者のおいしい言葉を真に受けてだまされしまってたんだよな。
となります。こうした解釈には紫陽花=移り気の花という固定観念があるからではないでしょうか?
でも、移り気、浮気なんてこんな和歌としては、おいしい題材の花を詠まない訳がありません。和歌は「悲しくて」なんぼですのでね。
「よよ」と泣ける歌は、ヒットしたのに、
メジャーな花であるのに、源氏物語にも無いのは、不思議ですよね。
私の仮説ですが・・・アジサイは悲しい花ではなかった。
紫陽花の花言葉には、その花弁の多さから、繁栄を意味する言葉もあるのです。
また、万葉集のもう一つの紫陽花の歌には、
あじさいの 八重咲くごとく 八つ代に をいませ我が背子 見つつ偲ばむ
という橘諸兄の歌があります。
紫陽花が八重に咲くように、末永いお幸せを願ってお待ちいたしております。
という解釈です。
ここには、紫陽花に対してマイナスのイメージはありません。
幸せの花なのです。
であれば、マイナスイメージの無い花は、歌には詠まれにくいので、題材にもならなかったとしても不思議はありませんよね。
と、いたしますと、大伴家持の歌の解釈も変わってきますね。
物を言わない木だって、あじさいのように、幸せや情、寿ぎを自然に伝えるのだよ。使者の練った言葉ではなく、君の言葉で聞かせておくれ。
スネた歌を贈られるよりも、コチラのほうが余程心が動かされますよね。
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ここで歌われた紫陽花は、原種のガクアジサイではなく、
品種改良された、テマリタイプのアジサイかな?と思います。
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