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百人一首に見る男と女シリーズ 第三回
(オイオイ100回マデ?・・・ナイナイ)
今回も解釈の違いについてですが、女心を二方向から・・・。
わすらるる 身をば思はず 誓いてし
人のいのちの 惜しくもあるかな
右近
「拾遺集」恋四
この歌は切り方と、「惜し」の捉え方で、二通りの解釈に分けられるとされている。
男ウケ"うるうる歌"と女の本音"ゾゾーっ歌"に。
昔から男ウケがよいのが、「わすらるる 身をば思はず」で切り、
「惜し」を相手への哀惜と身を気遣う気持ちとする解釈。
「あの人に忘れ捨てられる私の事なんて、もうどうでもいいのよ。
気がかりなのは、私に絶対の愛を神に誓ったあの人にバチが当たって命を落とすことなの。
どうぞそんな事にはならないで。」
まさに男ウケしそうである。
そして、もうひとつはこれぞ女の本音。
「わすらるる 身をば思わはず 誓ひてし」で切り、「惜し」を相手への恨みで、皮肉る気持ちとする解釈。
「大和物語」八十四段に「同じ女、男の『忘れじ』とよろづのことをかけて誓ひけれど、忘れにけるのちに言ひやりける」としてこの歌がくる。・・・で、
「あなたは私に『君の事は絶対に忘れないよ神に誓って』と言ってくれたわね。
私ももちろん誓ったわ。やがては忘れられるなんて思いもしなかった。バカな私だったわ。
でもいいわ。あなたには神仏のバチが当たるのよ。まぁお気の毒様。
・・・でもそんなの・・・。でも許せない・・・。」
myはこっちの解釈がしっくり。そうですよね?
ところで、作者"右近"がこの歌を送りつけた相手というのが、前回登場の"藤原敦忠"その人。
前出の後朝の歌は右近との恋の始まりに敦忠が右近に送ったのかも・・・。
「あれだけ熱いメールをくれたのに何よッ!!」になっても無理もない。
さて、敦忠はバチが当たったのか・・・というと、三十八歳の若さで死にました。天罰で・・・
といっても右近関係ではなく、そうですね、あっちのバチですね。
敦忠の父親は、あの菅原道真(天神様)を失脚させた藤原時平。「道真の恨みは時平の子孫まで続く」ということでこの一族はみな早死にしている。
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可愛さ余って憎さ百倍・・・? 女って恐い?でもそれだけ情が深いのよね。
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