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ホテルの部屋に入るなり、I氏は私の両肩に手を置く。
「待ってくださいます?もう少し」
「よろしいですよ。up to you 少し飲まれますか?」
「はい。そうですね・・・・飲まないと、なかなか・・・」
「リラックスしてくださいね。myさんの為に探しましたよ」
デパートの袋から、私の好きなお酒、
軽い食事とアペタイザーを取り出す。
「まぁ・・・素敵。用意してくださったの?」
「約束の時間に間に合うように、大急ぎで揃えました。
お口に合いますかどうか」
「もちろん、好きなものばかりですわ。
ルームサービスよりもこの方が私は好きです」
「よかった。こんなの食べられないわッ!
なんて言われちゃったらどうしようか思ってました(笑)」
I氏も緊張しているのか、それを払拭するかのように少しおどけながら、
嬉しそうにテーブルをセッティングする。
椅子に腰掛け、向かい合いcheers!
「おいしい♪」
「ふふッ。myさん表情が変わりましたね」
「そうですか?」
「さっきまでは、仕事の緊張引きずってた」
「あら・・・ほんと?」
「今は、ふわっと、可愛らしさと美しさが融合されていて、
なんとも言えない艶やかな表情をされている」
I氏の口当たりの良い甘い賛辞で、どんどん酔わされていく。
けれど、私はなかなか動けない。
躊躇しているというよりは、
もっと甘さと照れが交じり合ったこの雰囲気を楽しみたい。
女ごころを蕩けさせられる言葉を更に引き出させたくもなる。
もっと駆け引きのゲームを楽しみたい。
明りを落とした空気の中で心理遊戯を楽しみたい。
私の一挙手一投足から目を離さないI氏の眼差し。
その眼差しを見つめ返す。
艶やかに、柔らかく・・・
1秒、2秒、3秒、4秒、5秒、
I氏が照れた表情で視線を外す。
うふふ。私が『勝ち』
着かず離れずのまどろっこしい距離感の中で、
次の一手をI氏は出してきた。
「これ、お好きですか?」
小さな箱が手の平に乗せられた。
「まぁ。インセンス」
「お好きでしょう?空気からリラックスしていただけたらと思いましてね」
火を点けると、Roseが香りたつ。
『おもてなし』の情事。
こんな演出も嫌味にならないところがI氏らしい。
いいえ、気にいっている相手だからこうした演出も嬉しいのでしょう。
もし、そうでなかったら、きっとYak!
I氏の世界にゆるりゆるりと入っていく心地良さ。
煙に手を翳したり、流れを楽しんだり・・・・
ジリジリとしてきているI氏の気持ちを揺らすように。
up to youなどと言っていたI氏もさすがに痺れを切らしてきた。
「myさんったら、なかなか動いてくれない。つまんないの」
I氏は緩めていたネクタイとカフスボタンを外しゴロンとベッドに大の字になった。
子供みたいに。駄々っ子みたいに。
ボトルのお酒は、そろそろ無くなる。
少し酔いがまわり始め、気分も昂揚していく。
グラスをテーブルに置いた。
ベッドに移動し、I氏のそばに腰掛け、カラダをあずけた。
「やっと来てくれましたね」
抱きしめられ、唇を重ね、迷いの衣を一枚一枚柔らかく剥がされた。
「思っていた以上に美しいおカラダですね。感動モノです。
私が恥ずかしくなるくらいです。
どうして、こんなに綺麗な肌でいられるの?
どうして、こんなに綺麗なボディラインでいられるの?」
賛美は女をさらに美しく見せる。
賛美に火照り、カラダの内側からじんわりと色気を放つ。
それを知っているであろうI氏。
愛の言葉と共に、丁寧に愛撫され一つになった。
時に激しく、時に緩やかに、愛の動作を交し合う。
「愛してる」
「私の女(ヒト)になってもらいたい」
なんども耳に注がれる。
でも、私は最後まで返事が出来ないでいた。
セックスを試金石にしたくなかったから。
肝心なのはこの後。
私の心の変化。
I氏の心の変化。
何かは変わる。それは分かっている。
どう変わるのか見極めたい。
そう思っていた。
カラダでの会話には問題はない。
「ナニカガチガウ」ということもない。
違和感もないし、むしろ好ましい。
I氏もそう思ってくれたと思う。
帰りの電車の中、届いたメール。
「今日は、御多忙の中、時間を賜り、
私的には、とろけるような時間を過ごせました。
願わくば合格印を頂き、またお会いする機会を頂ければ幸いです。
今日はありがとうございました。お休みなさい」
大きな宿題。
心の中に引っかかっている何かをクリアしなければ、前に進めない。
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