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聖人の恋(7)

2006年02月06日[00:44:48]

古典文学に見る男と女シリーズ 第22回 その7

前回の続きです。

お后を両かいなで抱えて鬼はそそり立つ逸物の先端にお后の花びらにあてがいました。
鬼の逸物は人のそれをはるかに越えた大きさです。
皆まさか、いやもしやと見つめる中、
はたしてそれはお后の中にずんぶと入り込みました。
「あっあぁぁぁぁぁ・・・・・」
静寂の中、お后のお声と濡れた音だけが響きます。

木かげ、岩かげでこの光景をのぞき見していた下人たちは、
ある者は手淫し、ある者は側の下女を相手にまぐわい始めておりました。

鬼とお后の交わりは時に激しく、時に緩やかに続きます。
静かにお后を後から抱きしめ、御髪に顔を埋める鬼に、
御頬をお寄せになられるお后の柔らかな御顔。
御簾の内では、鬼とお后が真の恋人に見え羨しび涙する女房もいます。
そして衣の中で濡れるそこを躙りながら光景を見続けます。

「聖人様・・・・」
ひと際とおるお声をお上げになられたお后に鬼は微かに笑み、
激しく逸物を踊り突き上げ、淫を放ちました。

ぐったりとなられたお后を鬼は抱えると、御帳台の中へ戻って行きました。

帝はなすすべなく思し召しお嘆きになり、お帰りになられました。

 

よろしいですか。やんごとなき女人は、このお話のように、
決してこのような法師を近づけてはなりません。
このようなことは極めて憚りあることですが、
後の世の人に、法師には近づかないようにということを強いて誡める為に語り伝えたということです。

 

 

もう少しお話を広げようかと思いましたが、
今回は「今は昔」から「かくなむ語り傅へたるとや」の範囲での"恋草子訳"で終了です。
全然逸脱している?
まぁまぁ「おとなの恋草子」ですから。


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夫よりも「愛してくれる」男と交わる女。
「愛してくれる」男にいつの世も女は弱いのよね。

古典 恋愛入門コメント:9 □ トラックバック:-◇ 


コメント一覧
この記事へのコメント◇
myさま!今、超びっくりしたの!
姉妹サイトの「脱がせてもらう下着」の
ランジェリー姿の女性はmy様でしょ!
すっご~いスタイルいいじゃないですか\(◎o◎)/!!
女の私が見てもドキッとしちゃう~♪

hi様っておバカ!
なんでこんな”いいオンナ”手放しちゃったのぉ~??
って思いましたよ。

私ももっと気合入れて引き締めなきゃ!
2006/02/06(月) 18:30:50 | URL | ギャ~!! #[ 編集]
↑私のコメントです。

驚きすぎて名前入れるのもわすれちった(^^ゞ
2006/02/06(月) 18:32:29 | URL | ruche* #[ 編集]
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

▼rucheちゃん
今頃・・・・ヾ(ーー )ォィ
(≧∇≦)ノ彡 バンバン!

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
2006/02/06(月) 23:11:38 | URL | my #[ 編集]
読み物として最後まで読ませて頂いて、myちゃんの想像力と文章力には脱帽です。<う~ん、すご過ぎ!
ゾクゾクしちゃった~
2006/02/07(火) 22:41:16 | URL | かな #[ 編集]
myさま、お忙しい中おつかれさまでした^-^

本にして出版して欲しい~~~
これからもお忙しいとは思いますがこういうの読ませて欲しいです(o^-^o)
2006/02/08(水) 14:51:39 | URL | miu #[ 編集]
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

▼かなちゃん
彼様と良い関係が築けているようですね。
よかったです。
blogで読むことができなくなって残念ですけれど、
どうぞどうぞ、ココで惚気てたもれ。
次のお道具は何でしょうね。うふふ。


▼miuちゃん
あはは。駄文、戯訳ですから。
作文レベル。

今昔物語には、他にも訳したいお話がたくさんありますが、
文字にするのは、やはり大変です。
そのうち、ピピッときたら又書きますね。

最後まで読んでくださってありがとう。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
2006/02/09(木) 01:25:11 | URL | my #[ 編集]
初めまして木曜の女です。
「聖人の恋」余りの名文に…つい惹き込まれて失神してしまいそうになりました。(笑 次回の“恋草子訳”を楽しみに致しております。
とても古典に造形が深い方と見込んでお尋ねしたいのですが、(初対面から恐縮です。)昔読んだ今昔物語(又は別の古典?)の中で白い狐が出てきて、祈祷師もしくは占い師に成りすまし京の人々を誑かすという話を昔読んだ記憶があるのですが…お心当たりの物語はありませんでしょうか?
 素晴らしい門構えの邸宅を構えて、畜生の身を偽って暮していたというくだりが印象に残っているのですが。
2006/03/26(日) 17:33:24 | URL | 木曜の女 #[ 編集]
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

▼木曜日の女様
初めまして。
お楽しみいただけまして嬉しゅうございます。
白い狐や祈祷師というと、安部清明の母を思い浮かべますし、
狐狸畜生やら物の怪が人間を誑かすお話、
豪邸に人を招きいれ唆すお話、
いろいろありますが、今は思い浮かびません(^_^;)
思い出しましたら・・・


今後ともよろしくお願いいたします。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
2006/03/27(月) 00:57:14 | URL | my #[ 編集]
白狐の尻尾
早速お答え頂きましてありがとうございました。
阿部清明の母…なるほど夢枕獏のシリーズを昔読んだことがありますが、懐かしく思い出しました。とても良いヒントを頂きました。ありがとうございます。
「狐狸畜生やら物の怪が人間を誑かすお話」…やはりあるのですね。
実は“ある有名な大御所的占い師”の言動が、まるで“狐”の振るまいのそれに余りにも似ているのが気になりまして。(笑
昔読んだ物語を思い出しました。立派な門構えの描写がまさにその占い師のものと似ていまして、何人もの恋人を持っていること、お金に対する執着心、人の言葉とは思えない発言等々。(例えば、「女は人間ではない」など)
彼女はもしかしたら“平成の物の怪”、狐の化身かと妄想しております。女王の風格を感じさせる賢い白い狐のイメージ。彼女の“白いシッポ”を掴んでみたいと…思いつきのお遊びです。(笑 
昔の文献を当たってみたら面白いものに出会えるかしらという気まぐれでございます。
またお邪魔いたします。ありがとうございました。
2006/03/27(月) 21:14:16 | URL | 木曜の女 #[ 編集]
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できれば公開にしてくださいませんか。
HNを代えられてもOKなので。
 


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