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古典文学に見る男と女シリーズ 第10回
草ふかき 夏野分け行く さをしかの
音にこそたてね 露ぞこぼるる
新古今集 恋 藤原良経
後鳥羽院主催の水無瀬殿で行われた恋十五首歌合で詠まれた歌です。
歌合というのは、今で言う「歌合戦」ですね。
当代のスーパースター歌人が与えられた題目で歌を詠み、
左右に分かれて競い合うものです。
それにしても、十五種類の恋の歌って凄い。
春恋・夏恋・秋恋・冬恋・暁恋・夕恋・羈中恋・山家恋・故郷恋・旅泊恋・関路恋・海辺恋・河辺恋・寄雨恋・寄風恋
この歌はそのうちの「夏恋」の歌です。
上手すぎ。
きっと判者(勝ち負けを判定する人)も唸ったに違いありません。
「草ふかき夏野」に似た表現は他の歌でも使われていますが、
草が生い茂り歩き難い状況を、渡り辛い世の中、先の見えない世の中に例えています。
「さをしか」は牡鹿です。
鹿は普通秋の歌に詠まれる動物ですが、
これを敢て夏の歌に持ってきているところが、さすが天才良経。
鹿が何故秋の動物かといいますと、繁殖のため秋に雌の鹿を呼ぶために鳴くのです。
百人一首にも
『奥山に 紅葉ふみわけ 鳴く鹿の 声きくときぞ 秋はかなしき』という歌がありますよね。
鹿の鳴く声、つまり『鹿鳴(ろくめい)』は物悲しく深い味わいがあるらしく、
「ゆうゆう(漢字が出ません)」と鳴くそうです。
その、秋に鳴く鹿を何故夏の歌に登場させたか。
「音(ね)にこそたてね」だからです。
つまり、夏には鳴かない。・・・声を出さないから。
声にださずに鳴く。世間の人に知られで泣くわけです。
「露ぞこぼるる」は、夏野を分け入ると草露がこぼれ足を濡らす。
露は涙を暗示します。
解釈
夏の野は草が深く生い茂っている。
そこを、夏には鳴かない鹿が分け入ってさまよっている。
足を露で濡らしながら。
私もそう。世間の人に知られないように、
忍ぶ恋に声を出さずに泣いているのだよ。
良経の歌には、彼独特の世界観があって、
そのまま訳すと少しぎこちなさが出てしまいます。
まぁ、いつものmy式大雑把な訳がいいかなと。
もう、どうしたらよいのかわからないの。
夏の野を分け入っているみたいに先がみえないし。
あなたの心も見えないの。
表立って逢える仲ではないことは承知の上。
でも辛いの。辛いの。
泣いているの。
声を出さない夏の鹿のように、
声を押し殺し、
瞳を濡らしているの。
寂しいの。寂しいの。
一人慰めているの。
恋しい相手を求める鹿のように、
声を押し殺し、
蜜壺を濡らしているの。
やはり、こうなってしまいます。
失礼しました。良経ファンさま。
声を押し殺し、恋人を想いイク。
やはり、静音タイプでなければいけませんね。
HA?
そうなると、やはりこうなります。
アクアメディカル
オルガスター
プッシュサイレント(静音タイプバイブ)
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