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古典文学に見る男と女シリーズ 第7回
今回は百人一首ではございませんけど。
心には下行く水のわきかへり
言はで思ふぞ言ふにまされる
(「古今六帖」巻5)
解釈
私の心の中は地の中を流れていく水が湧きかえるように激しくあなたを思っています。
でも私は申しません。
そのほうが口に出すより、いっそう深いこの思いをお分かりいただける事と思っているからです。
・・・という意味の古歌ですが、これは物語にも引用されていますよね。
源氏物語第三段 夕霧
夕霧から落葉宮へ贈った歌
ことに出でて言はぬも言ふにまさるとは
人に恥ぢたるけしきをぞ見る
訳
あなた様は言葉に出しておっしゃいませんが、言葉に出されるよりも深い思いが心の奥底におありになるという事は、その慎み深い態度でよくわかります。
枕草子 一四三段
山吹の花びらただ一重をつつませたまへり。
それに、「いわで思ふぞ」と書かせたまへる、
これは、里下がりをしている清少納言が、宮中の他の女房たちに有らぬ噂をたてられてのけ者にされている。敬愛する中宮に早く出仕するように催促されても悔しくて出られない。そこに中宮より便りがきた。
便りの紙には何も書かれていない。山吹の花びらが一片添えられていただけ。ただその包み紙にひと言。「いわで思ふぞ」と。
「言はで思ふぞ言ふにまされる」を暗に引用されている。
「何もいわなくてもわかるでしょう。あなたを思っているのよ。早くいらっしゃい」と。
myが何を言いたいのかはお分かりいただけますよね。
「言はで思ふぞ」もいいけど、言って欲しいの。
全然歌とは逆じゃん・・・なんです。
男性は不器用で照れ屋で中々甘い言葉など言えない。
分かっています。分かっていますとも。
でも、言ってくれぃ!たまにはさ!なのです。
はぁ~。
先日myの誕生日でした。
「一年に一度は甘い言葉を書いて」とログに残しましたら、
「おめでとう。甘いと言われると、なんか照れるね。近々お祝いしよう。」とレスが。
一年に一度のチャンスを逃してしまいました。
字で残して宝物にしようと思っていましたのに・・・。
いいんですけどッ!分かってますからッ!
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