年末年始は、ゆるゆると実家で過ごしていたmyです。
実家に帰るたびに、びっくりするのが父方の祖母の美しさ。
普段なかなか会えない祖母ですが、会うたびに若返っているような気がします。

以前にもエントリ『女として』でこの父方の祖母については触れましたが、
40代半ばで未亡人になった祖母は、いくつかの恋をしていたらしく、
家庭婦人に納まらず自分の人生後半をエンジョイしていました。

美しい女性ほど、永遠の美を保つための日々の努力を惜しまないという典型が祖母。
完全二世帯住宅で邸中でも離れて住んでいたので、
詳しい日常の美容法は窺い知ることは出来なかったのですが、
細かい食事管理(その為に同居をしていなかった)、
入浴後のパックは欠かさず、
化粧品専用の小型冷蔵庫が備えられ、
いつもおしゃれをして外出、一年の半分は旅行で不在。
子供の頃のmyには、"祖母"というより、
"不思議な女の人"というイメージがありました。
近年は落ち着き、自室で趣味に興じているようで、
実家に帰る度、会話も出来るようになっています。

さて、帰宅の挨拶伺いに行ったときのこと、
丁度通販品の配達がありました。
myが代わりに受け取りに出ると
商品名に『ヒアルロン酸●●●』これは見逃せません。
「おばぁちゃま、これ何ですか」
「これ?これはね、膝のために注文しているものなのよ」
「お肌のためではないの?」
「膝よ」
「お膝にいいの?」
「これのおかげで、全然平気なのよ。足腰は」
85歳の祖母は背筋はピンとしていて、杖などのお世話にはなっておらず。
もちろん、歩幅は狭く、歩行はゆっくりですがとてもその歳には見えません。
でも、一番その歳に見えないのは、肌艶。
「おばぁちゃまのお肌の秘密は何かしら」
「そんな、秘密なんてないわよ」
「でも、ヒアルロン酸はお肌にいいでしょ」
「そうねぇ。でも肌にいいといえば、これかしらねぇ。30年以上飲みつづけているから」
そういって見せてくれたのは、クロレラ。
「myちゃんも、今から飲んでおいた方がいいわよ。継続が大切だから」
「違います?やはり」
「それは何とも言えないけれど、病気もしていないし、肌のカサつきは、お友達と比べたら違うかしらねぇ」
「全然違うでしょう」
手のひらと甲の艶がとてもいい祖母。さすがに多少の硬さはあるけれど、触るととても気持ちがいい手。
「病院に行くとね、看護婦さんに触らせてって言われるのよ」
手だけではない。
頬のキメの細かさ。程よい肉付き。
顔の老化は普通の人の10分の１の速度ではないかと思われるほど。
「私もおばぁちゃまみたいにずっと綺麗な肌でいたいわ」
「myちゃん。だったら今からちゃんとやっていないと駄目よ。
規則正しい生活と栄養。身体だけではなく、心にも栄養をとってね」

父曰く「女として、あの人の自己管理は見習わなければいけないよ。
あそこまで出来なくてもきちんとしていたらそれなりの代価は得られるという目標にはなるからね」

さぁ、今後の人生の為に、美しさをキープする長期計画でも始めましょうか。

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