引き続きご機嫌のmyです。

少しずつですが以前から持ち越しバタバタしていたお仕事も着地点が見え始め、
気持ち的に余裕が出来てきまして、
彼からのお仕事のお呼び出しにもサクっと応じられるようになっています。
といっても、気持ちくらいで、物理的にはまだまだ。
本日も小一時間ほどです。

「こんばんは。」伺ったのは遅くです。
「うっわぁ!myさん。ヘアスタイル・・・」
そう言うのは、彼の一のスタッフ。
「あら。この間・・・いらっしゃらなかったかしら」
「いませんでしたよぅ。随分と雰囲気が変わりましたね。それもいいですね。いやぁ惚れ直します」
嬉しいことを言ってくれる。
でももっと嬉しいのは、その後で彼がまんざらでもない顔をしている事。

今日は珍しくスタッフが一人二人と早めに上がって行く。
「お疲れ様です。myさん申し訳ございません。お先に失礼します」
最後のスタッフが帰って、オフィスにはmyと彼だけ。

本日はメンテが主なので彼とは打ち合わせの必要がなく、
お互いに離れたところで、それぞれのお仕事をする。

「ふぅ～」
「出来た？大丈夫だった？お疲れ様でした」
キャッ。
「ずっと後にいらしたの？」
「うん・・・・」
気が付かなかったわ。
「今日は送るよ」
「あ・・・ありがとう」

オフィスの明かりを落としてドアを開ける彼。
「待って・・・」
彼の腕を少し引く。
視線が絡み合う。
ほんの一瞬のpetit kiss。
5ヶ月ぶりかしら。

何事もなかった様に二人はオフィスから出て、彼はキーをかける。

「この席久しぶりだわ」
彼の車の助手席。硬すぎず、沈みすぎず、座り心地のいい席。

道すがら、久しぶりにゆっくりと二人だけでお話ができました。
お仕事のこと、体の調子のこと・・・
彼の方も相変わらず大変だけれど、少しずつ落ち着いているらしい。
「来月になれば見えてくるかな」
myはだまってうなずく。
よかったわ。今月はmyも忙しい。

「気をつけて」
「あなたの方が気をつけてね。」
「うん。じゃッ!」
彼の素敵な笑顔が戻ってきました。
よかった。

洋服にふわっと染みた彼の車の匂い。
着替えた後にぎゅっと抱きしめました。

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スローな二人です。

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